22軒目の記事は、2021年4月29日に石川県白山市にある『とりごえ蕎麦 相滝』に行った際の記事です。
昼食をいただきにお邪魔しました。
鳥越にある古民家を利用したお蕎麦屋さんです。
毎度おなじみのGoogleマップに以前から保存していたお店で、開店の11:30に予約の電話を入れたところ、空きがあると言うことなので伺いました。
駐車場に着いたのは11:00過ぎ、わずか4台の駐車場に車を停めると、11:15には満車になっていました。
ちょっと心配だったので、4台のナンバーを確認すると、すべて県内だったのでお店に入ることにしました。
時間どおりにお店に入ると、列に着いた順にお店のなかに案内されました。
まずは、手指の消毒をして、名前を告げると、窓際の4人用テーブルに2人で案内されました。
しっかりと、コロナの感染対策はされているようです。
まずはメニューをのぞき見て、と言うか、私の注文は来る前から決まっています。
私は「とりごえ蕎麦御膳」を注文し、連れは、あたたかい蕎麦のなめこ、蕎麦プリンを注文しました。
注文を終えると、店員さんから「隣の展示品をご覧ください」と言われたので、興味本位で見てみました。
隣の部屋には、水引きの装飾品や昭和レトロなおもちゃ・熊の毛皮が並べられ、雑多な雰囲気を醸しだしています。
そう言えば、入り口の物置の壁面には、昭和の看板も多く張られていたので、昭和感を演出しているんだろうかー。
そうこうしていると、「とりごえ蕎麦御膳」が運ばれてきました。
御膳の中央には、冷しぶっかけなめこ蕎麦。
脇には、蕎麦とうふ、人参シリシリ、揚げ蕎麦、蕎麦寒天、ふるふるプリン(茶そばプリン)が並んでいます。
蕎麦のフルコースですね。
まずは、冷しぶっかけなめこ蕎麦です。
まず、蕎麦がしっかりと、蕎麦であることを誇張しています。
時季が時季なので、蕎麦の香りはそれほどではありませんが、しっかりと蕎麦の味は感じられます。
美味しい蕎麦です。
ぶっかけの汁は、かえしも出汁も薄味で控えめ、蕎麦の旨さを際だたせるためなのでしょうか。
蕎麦の上には、おろし、なめこ、ネギ、僅かのかつお節、と最低限の薬味が盛られています。
「純粋に蕎麦の美味しさを味わってほしい」と言う、店主の気概のあらわれでしょうか。
この蕎麦を味わいながら、脇の品も順番に味わっていきます。
蕎麦とうふ、思う以上に濃厚な味でした。
夜であったら、間違いなく冷酒を頼みたくなる品です。
人参シリシリ、これは口のなかがサッパリします。
揚げ蕎麦、ポリポリとした食感が良いです。
蕎麦寒天、蕎麦と寒天って、新しい発見です。
ふるふるプリン、見た目はプルンプルンですが、結構な食感がありました。
それぞれ、蕎麦の食間に食味のアクセントが感じられました。
連れの注文した、あたたかい蕎麦のなめこ。
一口いただきましたが、こちらも、あたたかい汁は薄味でした。
全体的におさえめの味付けなんですね。
鳥越にある昭和レトロの古民家お蕎麦、充分に堪能させていただきました。
お腹いっぱい、ご馳走さまでした。
【お店の情報】
店名:とりごえ蕎麦 相滝
住所:石川県白山市相滝32
電話:076-254-2737
営業:11:30~16:00
休日:火・水曜日