64軒目の記事は、2022年6月に石川県輪島市にある『能登 手仕事屋』に行った際の記事です。
昼食をいただきにお邪魔しました。
別に、大本山總持寺祖院に寄ったわけではなく、単に蕎麦を食べたいと思い、こちらのお店に伺いました。
お店に着くと、想像していたとおりに混雑しています。
奥の座敷には、5人と2人のお客さんがいます。
結構に手間取っていますが、どうやら、今日は店主のワンオペのようです。
テーブル席に座ると、「今日は一人なので…」と声が聞こえてきます。
忙しく蕎麦を盛り付ける、店主の様が厨房から見えます。
「まー、急ぐわけでもない」と心に思い、待つことにしました。
手が空いたところで、お茶が運ばれてきました。
その際、「そば御膳」を注文しました。
それからも、次々とお客さんがお店の中を覗いていきます。
店主は、厨房で注文の品を調理しているので、気にする気配もありません。
結構な数のお客さんが、帰って行かれましたね。
そば御膳、運ばれてきました。
アテの葉の上に、細打ちの蕎麦が盛られています。
アテ(ヒノキアスナロ)は、石川県の県木にもなっている木ですが、能登のアテは「能登ヒバ」と言う名称でブランド化に取り組んでいます。
それより蕎麦ですが、細打ちの二八蕎麦です。
つなぎに豆乳を使用しているとのことですが、豆乳を使うと蕎麦が硬くなるんですかね。
結構に、喉のとおりは硬く感じられました。
小鉢の豆腐と油揚げですが、これが本当に美味しかった。
冷ややっこ、煮しめ、ひじきと油揚げの煮物、冬瓜煮、と豆腐の料理が並んでいます。
冷ややっこは、清らかな水の味がダイレクトに感じられ、醤油をかける必要はありません。
煮しめ・ひじきと油揚げの煮物は、油揚げの旨さが際だっています。
いつも、輪島に伺った際は、日月豆腐店の豆腐を購入しているんですが、こちらの豆腐は星野豆腐店の豆腐だそうで、また買わなければならない品が増えました(笑)
肝心の蕎麦は、喉のとおりが硬く、ざらついた感じが残ったんですが、豆腐や油揚げに心惹かれてしまいました。
お腹いっぱい、ご馳走さまでした。
【お店の情報】
店名:能登 手仕事屋
電話:0768-42-1998
営業:11:00~15:00
休日:火曜日