47軒目の記事は、2021年12月に石川県羽咋市にある『浄楽』に行った際の記事です。
昼食をいただきにお邪魔しました。
歩き疲れるほどに五重塔が有名な妙成寺を参拝し、向かった先はと言うと、お蕎麦が美味しいこちらのお店です。
以前、お店まで行ったにも拘らず「ちょっと予約がいっぱいで…」と断られたことがあるので、事前に予約してから伺いました。
お店の前の駐車場は狭いので、妙成寺に車を停めて歩きます。
歩いても、5分もかからない距離です。
お店に入り、予約した名前を伝えます。
古民家と言うよりは、住家ですね。
和室の中央に囲炉裏がありますが、そちらは予約席のようです。
なので、窓際の席をお願いしました。
まずは、メニューを開いて注文です。
オススメと最初に書いてある「浄楽ランチ」を注文しました。
書棚には、お皿が並べられています。
どうも、珠洲焼のお皿のようです。
最近、自分用に珠洲焼と信楽焼きの蕎麦猪口を買ったので、こうしたところに目がいってしまいます。
5分ほどで、浄楽ランチが運ばれてきました。
あれっ!!!、蕎麦がありません。
店員さん曰く、「蕎麦は後ほどお運びしますので、温かいうちにいただいてください」とのこと。
そば飯、香の物、かき揚げ、そば豆腐、薬味&ツユ、このなかで温かい物はと言うと、そば飯とかき揚げを食べればよいと言うことか。
さつまいも&にんじん&玉ねぎのかき揚げは、アツアツでサクサクの食感よしです。
クワイの実、ふきのとう(なぜ今?)、みつば、の天ぷらもサックリと軽い仕上がりです。
そば飯は、地物産のコシヒカリに中抜きの蕎麦の実がたくさん入っています。
新米が美味しいのはもちろんのこと、新そばの実も甘さが感じられて旨いです。
そうこうすると、ざるそばが運ばれてきました。
これ、見た目ですでに美味しいです。
蕎麦自体が透きとおっています。
まずは、蕎麦だけでひと口。
喉ごしの良い蕎麦を想像していたんですが、意外にも、蕎麦がモチモチしています。
噛めば噛むほどに、甘皮と蕎麦の甘みが口中に広がります。
これ、旨いやつです。
次は、能登の天然塩で試したくなりました。
やっぱり、蕎麦の旨みと甘みが一段階あがりました。
よく見ると、粗挽きされた蕎麦の実が蕎麦のなかに包まれています。
ついつい食べ過ぎて、ツユの存在を忘れていましたが、ツユでもひと口。
わき役に徹する控えめなツユも、蕎麦の引き立て役になりますねー。
この時点で、すでに充分な満足を得ていたんですが、他にもあります。
そば豆腐は、甘さは控えめで、蕎麦の風味がしっかりと感じられます。
最後に運ばれてきた、そばようかんは、抹茶と蕎麦のようかんの二層になっています。
能登の塩をかけて食べるようですが、これまた上品な味わいの一品でした。
妙成寺で北陸唯一の五重塔を参拝し、こんなにも素晴らしいお蕎麦をいただけるとは、耐え難い喜びを感じる一日になりました。
お腹いっぱい、ご馳走さまでした。
【お店の情報】
店名:浄楽
住所:石川県羽咋市滝谷町ロ部51
電話:0767-27-1433
営業:11:30~15:00
休日:水曜日