89軒目の記事は、2023年10月に長野県茅野市にある『そばきり吉成』に行った際の記事です。
夕食をいただきにお邪魔しました。
車中泊ができるコンビニ駐車場を探していたところ、ほど良いローソンを発見し、そのお隣にあるこちらのお店を見つけました。
そんな訳で、今回はこちらのお店で夕食をいただきます。
お店に入ると、何とも素敵なお店です。
お好きな席にお座りくださいと言われたので、窓際のテーブル席に座りました。
まずは、瓶ビールとわさびの茎の醤油漬けを注文しました。
瓶ビールには、付出しも付いています。
豆腐の上には、きんぴらゴボウがのっています。
私、豆腐が大好きなんですが、豆腐には醤油をかけない派なんです。
豆腐の旨みに醤油は乱暴な気がしてたんですが、意外にも、きんぴらは相性が良いですねー。
さっそく、家飲みのときには真似してみようと思います。
わさびの茎の醤油漬けも、わさび感は、さほど感じません。
もう少し、わさび然としてても良いくらいです。
ひとしきりお酒を楽しんだ後、八ヶ岳一等級玄そば使用の「十割どうづきそば 1850円」を注文しました。
いつもなら、こんな贅沢なお蕎麦は注文しませんが、旅先なので舞い上がっての注文です(笑)
5分ほど待ったでしょうか、十割どうづきそばが運ばれてきました。
一見して、綺麗なお蕎麦です。
蕎麦の中に、中抜きされた蕎麦の実が見えています。
蕎麦の実を麺状につないだように、繊細な仕事が見てとれます。
まずは、小皿に入れられた水蕎麦からいただきます。
冷水に三本ほどの蕎麦が盛られていますが、一つまみで口に運びます。
冷水と一緒に喉奥に流れ、まるで清流の水のようです。
では、蕎麦をひと口。
先ほどの水蕎麦と同様で、よく麺の体を成しているなと言うほどに、蕎麦の実が連なっています。
噛むと、見た目とは裏腹に、もちもちした蕎麦に仕上がっています。
今まで、これほどまでに、もちもちした蕎麦は食べたことがありません。
表現が下手ですが、打ちたてのお餅を食べているようです。
蕎麦は、石臼ではなく、どうづき製法と呼ばれる蕎麦の実に熱を与えない製法が用いられているようで、蕎麦を噛むごとに蕎麦の香りが口中に広がります。
もちろん、蕎麦は十割そばです。
旅先だから、ちょっと贅沢してみようかと注文した蕎麦でしたが、日ごろは食べられない稀有な蕎麦との出会いになりました。
それと、豆腐にきんぴらは絶対に真似しようと思います(笑)
お腹いっぱい、ご馳走さまでした。
【お店の情報】
店名:そばきり吉成
住所:長野県茅野市本町東7-61
電話:0266-73-9910
営業:11:00~15:00、17:00~21:00
土日は11:00~21:00
休日:木曜日